この記事は セカンドライフ 技術系 Advent Calendar の参加記事です。

ご存知のように2011年8月にSLにMeshが正式に実装され、3D表現の自由度が格段にアップしました。
MarcketPlaceには日々Mesh作品が精力的に公開され、3D-CG未経験でも「自分でMeshをつくってみたい」と思う方も増えてきていることでしょう。

そんな中、ときどき “Meshつくってみたいんだけどどうすんの?” という相談を受けます。
当然と言えば当然ですが、経験のない方はそもそもどんなソフトを使うかすら知らず、始めたくてもどうすればいいかわからないというケースが多く見受けられます。
はじめの取っ掛かりの情報さえあればあとは応用的に自分で進められると思うので、今回はこの「とっかかり」部分の情報を提供することで頑張る皆さんの手助けになれば幸いです。

まずMeshに関する一般的な情報ですが、Second Life Wiki > Mesh のページにまとめられています。
http://wiki.secondlife.com/wiki/Mesh/ja
SLは3DCGのデータをCollada(拡張子.dae)という形式で保存したファイルをアップロードすることでMeshオブジェクトを作成できるのですが
このCOLLADAを作成できるソフトが、次のページにまとめられています。
Second Life Wiki > Mesh > Mesh/Creating a mesh
http://wiki.secondlife.com/wiki/Mesh/Tools

日本人でも海外でもフリーで高機能なBlenderを使うのが一般的な方法のようですがその独特のUI設計ゆえにとっつきにくく、始めた初日に挫折した、という話をよく耳にします。
(そういう私もそのひとりです。4回くらい挑戦しようとしてムリ!ってなりました)

そこで、さきほどのリストにはないソフトですが私がMesh作成で使っているソフトを紹介しようと思います。
Metasequoia
http://www.metaseq.net/metaseq/

独自形式の.mqoのみ利用できるフリーウェア版(LE版)と、
Collada形式の出力に標準で対応し、ユーザによって作成された豊富なプラグインを利用できるなど
多彩な追加機能のあるシェアウェア版があります。
開発は O.Mizuno氏 で、日本人の開発のためか、非常にとっつきやすく、簡単に使いこなせるのが特徴のモデラーです。

なお、はじめに断っておきますが、Metasequoiaではrig mesh(メッシュ服など装着時にアバターのボーンに追従する機能)は作れません。

※SDKの機能としては既に実装されているのでそのうちだれかがプラグインを作るかもしれませんがいまのところはできません。
※keynoteプラグインはSLのリグメッシュには不向きのようです。

Meshを作るためにはシェアウェア版のライセンスが必要(注1)で、登録料金は1ライセンス5,000円です。
私個人としてはSL目的だけだとしても十分な価値があると思っています。
SLのためにソフトにお金をかけるのに抵抗がない、という方は早速 購入 しちゃってもいいんですが
せっかくフリーウエア版があるので一度そちらで感触を確かめてから購入するのが良いでしょう。
また、シェアウエア版も購入前は機能の限定された試用版として利用できます。

(注1)
基本はシェアウエア版でないとColladaに保存できないのですが、これこれこれを使えばMQO形式をDAE形式に変換できるのでフリーウエア版でもMeshを作れないことはないです。どうしても5000円をケチりたいひとは頑張ってください。ただし、MeshBetaのころはこれでやってたんですが複数マテリアルのUVがうまく適用されなかったり色々するので不便です。ていうかそれならはじめからmod tool覚えたほうが早いヨ

Metasequoiaの操作そのものはここで長々と解説するよりも、わかりやすくまとめられた資料がCLIPで公開されているのでこちらを参照してください。

■Metasequoia 使い方講座
http://www.clip-studio.com/clip_site/howto/library/categories/view/metasequoia

CLIP ■Metasequoia 使い方講座

このうち、小物ではじめよう!モデリング入門 をみて各自で練習してください。マスターすれば大抵のものは作れるようになると思います。
(フリーウエア版だとUV展開の機能がないので途中までしか進められません。)

モデリング技術は上記の “Metasequoia 使い方講座” を練習すれば自然と身につくので頑張っちゃって下さい。
モデリングができるようになったら早速SLにアップロードしたくなるでしょうから、モデル作成からアップロードするまでを簡単に解説しておきます。

その前に、SLでメッシュをアップロードするためには、はじめに2つの避けて通れない試練があります。
https://secondlife.com/my/account/ip/index.php?lang=ja-JP (要ログイン)

①支払情報の登録
クレジッドカード・PayPalなどなんでもいいですが支払情報の登録が必要になります。
L$の購入やプレミアム登録まではしなくてもOKのようです。
②IP tutorialのパス
著作権に関係するちょっとしたテストです。すべて英語ですが間違えても答えを選び直せるので
最悪英語がさっぱりわからなくてもなんとかなります。ただし、内容を理解しているに越したことはないです。

①と②の条件をクリアすると晴れてあなたのアカウントはMeshをアップロードする権利を得られます。

話が逸れましたが早速解説をば。
Metasequoiaのシェアウエア版には3D Text生成機能があって、これを使ってちょっとしたCoolな小物を作ってみます。
とにかくなにかMeshを作ってアップしてみたい、という方はまずはこの手順を試すのがいいと思います。

Metasequoiaを起動し、メニュー > オブジェクト > Create Textを選択

お好みのフォントとテキストを入力してOK

ポリゴンで文字がかけました。ただしこのままでは平坦なままです。

余力がある方はCtrl+Cでクリップボードにコピーを取り、
Ctrl+Eで押し出し(立体化)、Ctrl+Vで貼り付けて選択部処理>面を反転(裏面をはる)、
物体パネルでobj2をobj1にドラッグ&ドロップして結合、オブジェクト>近接する頂点を結合で、無駄な継ぎ目をつなぎます。

難しければ立体化は必須ではありません。

ここからはいよいよSLにアップロードするための手順です。

Ctrl+Aで全選択、Qで拡大コマンド、拡大率に0.01を入れてOK
これはMetasequoiaのCollada出力の特性上、SLにアップすると1辺が64m級の巨大オブジェクトになってしまって精神衛生上よろしくないので予め縮小しておくためです。
必須ではありません。
大きさが1/100になるのでちっこくて見えないですが、Ctrl+Fで拡大すると見つかるのでご安心を。

縮小できたら、ファイル > 名前を付けて保存 から COLLADA(*.dae)形式で保存します。

保存ボタンを押すと何やらダイアログが出ますが、これはSLとMetasequoiaのUVマップのV方向が反転しているので、保存時にこれを修正するためのオプションです。
UVマップを扱うようになった時必要になりますが、いまからチェックを入れるクセをつけておくのが良いです。

ではファイルをアップロードします。
ここから先は他のソフトでMeshを作った時でも全く同じになります。

Mesh Uploadに対応したビューワでログインし、(公式のViewer3を推奨します)
メニュー > 制作 > アップロード > モデル を選択するとファイルを選ぶダイアログが出るので、さきほど保存したファイルを選択します。

本来はここで色々な設定を行うと相当プリム数(LandImpact)が小さくなったり、物理の当たり判定を設定できたりしますが
今はとりあえず割愛して、”左下のウエイトと料金の計算” を押します。
数秒すると同じボタンが “アップロード” ボタンに変わるのでもう一度押します。

アップロードに成功すると、持ち物の「オブジェクト」下に配置されるので、REZしてみます。

さっき作ったモデルのアップに成功しました! 😀
慣れればここまで3分とかからずにできますよ。

今回はUVを設定していないので思い通りにテクスチャを調整したりはできませんが
プリムの色を変えたりはできるのでグロウを入れてみたり光沢を設定したりしてキャッキャウフフしてください。

以上がMetasequoiaでMeshを作成する大まかな手順になります。

あとはさきほどの小物ではじめよう!モデリング入門で練習を積めば、そのうち思い通りの形を作れるようになるはずです。

わからないことがあればIMしてもらえば個別に教えたりもできるのでお気軽に相談して下さい。

 

続き Meshのマルチテクスチャとスクリプト

 

 

One Response to Metasequoiaで始めるMesh入門

  1. りら より:

    ポピーさん。メタセコでのMeshの記事ありがとう!!!
    いろいろ作ったんだけど、なんであんなに巨大にアップされるのか
    分からずにいたので、助かりました。
    ちなみに・・・形は作れるようになりましたが、テクスの作り方は
    まだよく分からないので、次回の記事を楽しみにしています❤

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